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2005年1月16日 (日)

ちょっと

_265暮れからの雪で我が家のあたりでもずいぶん積もりました。
大きな通りは、自治体が除雪車を出してくれたり、融雪剤を撒いたりするので車の通行は出来ます。
住宅の周りは住宅に住んでいる人が自主的に除雪します。でも連日雪が降り続いたりすると、なかなか大変なことになります。除雪が間に合いません、降り積もった雪の上を自動車が踏み固め、わだちの中を人が歩きます。

数日前のことです。
私が向かっている交差点に左方向から同じ交差点に向かって歩いてくる青年が見えました。青年は不自由そうな足を引きずっています。積もった雪が融け、ぬかるんだ部分が再び凍りつき、道は歩きにくそうです。彼の後ろから歩いてきたおじさんが肩を貸してくれました。交差点までくるとそこから先は除雪が済んでいる広い道、ココから先は大丈夫だからと、青年はおじさんに告げながら一言

「ここの人たち、どう思っているんでしょうね。歩きにくくてしょうがないのに雪かきしてくれなくて・・・」

通りすがりに聞いたその言葉に、私は思いっきり腹がたちました。
ここの住人たちは、自分の時間を割いて道路の除雪をしているのです。除雪をする義務があるわけでもなく、道路を歩きやすくしなければいけないといったような責任を負っているわけでもありません。自分が困るから家の回りの雪を片付けて、それからおのおのの時間と体力に応じて道路の雪の片づけをしているのです。通学の子供達に事故があってはいけないから、ご近所がきれいになっているのが好きだから、思いはさまざまなのでしょうが丸っきりのボランティア作業であるというのに。

この青年が、雪道に足をとられ腹立たしい思いをしたことは理解できますが、怒りの矛先がなぜ善意のボランティアに向けられるのですか?そこのところ、間違ってませんか?

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